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西村 裕子 by HABEN

登壇「10年後も動物看護師であり続けるために」


「10年後も動物看護師でありつづける為に…」

私は、動物病院7年で辞め…人医療に行きました。 人の看護学校では、モヤモヤしていた… 看護師は、専門職であるという根底を教えてもらいました。

人の看護師として6年勤務。 そこでは、患者様の自宅への生活が困らないよう! 病気で失った、今までの生活をできる限り取り戻せるよう! 看護を考え、自身で計画し、実践! 病院では、医師、理学療法士、薬剤師、栄養士、社会福祉士など… それぞれが、それぞれの専門性をフルに発揮し、全てが肩を並べチームで!

患者様を退院に導くため尽力します。

合同カンファレンスでは、上下はありません。 新人だろうが、意見を聞いて頂けます。 (もちろんそこには、根拠などを正確に伝えるための看護記録や看護計画も必要です) 彼らは、私たち「看護師」が、1番近くで入院生活を支えている人材で、患者のニードを捉えていると知っているからです。 社会福祉士さんとは、退院調整をするのに交換日記をしていました笑w🎶

チームで関わり、回復し退院して行く。 それが、楽しくて仕方ありませんでした。

そんな折、ひょんな事から…獣医療へ戻る機会を頂きました。 認定動物看護師を育てるために、専門学校の教員にならないか?というものでした。 実は、断りました。看護の専門職である事が楽しかったからです。 いやぁ…学校は、藁をもすがる思いだったのでしょうね(^^)

今思えば、この業界に戻ってきて良かったです。 機会を頂き、教育のノウハウをご教示頂きました学校にはとても感謝しております。

また生徒との関わりは、様々な事を教えて頂いたと思っています。 さほど変わっていない獣医療業界… でも「動物看護過程」の本を見つけた時には、感動しました✨ この先生に会いたい✨とすら思いました。 関東に来て、探しましたが…すでに人医療に戻っておられました。

「動物看護過程」は、獣医療に浸透せず、おざなりでした… それこそが!看護の専門性だと言うのに( ̄◇ ̄;) 人医療の看護師からすると! 「専門性を自分たちから手放しているの?」「あなた達それで看護師って名乗ってるの?」というほど、信じ難いことです。

その現実に、このままでは、私の生徒たちの未来も… 数年で辞めてしまい、他の業界へ行ってしまうのではないか…と危機感を覚えました。 それが、今の活動を始めようと思ったきっかけです。

先日、親御さんから給料や社会保険などが保証されないなら一般就職をしなさい!と言われ…OLとして働いていた教え子から 「3年勤務したから、この春からは!動物看護師になるよ✨」 と連絡を貰いました(*´꒳`*)心から嬉しかったです。

他の仕事をしていても、動物看護師としての心構えが持てていたら

戻って来れるんだなと思いました。 他の教え子たちも、動物病院で頑張っています。 3年経ち、これからがもっと楽しくなってくる頃でしょう。

私が生徒に伝えたのは「看護の視点」です。 何をするにも、全て看護師である視点から伝えました。

たとえば「検査」… 数値や画像、結果に向き合い診断し、責任を持ち飼い主様に説明し 治療を行いますのは獣医師の仕事です。私たちではありません。

獣医師に、動物と飼い主様に向き合える時間が持てるよう支える事こそが!私たちの仕事。雑用なんて1つもありません。

全てが!!動物と飼い主様のためです( *´艸`) その診断結果から…療法食をどうやって食べて貰おう…などと、自宅の生活に想いを馳せるのも動物看護師の仕事です。

また私たちは、検査において動物を想い「数値を正確に出せる」こと 何度も検査しないで済むよう動物の事を考え、事前準備ができるか、

機器が正確に扱えるか…

検査が、怖くなく安楽であるよう支えること 採血もレントゲンなども、保定で善し悪しが決まります。 1回で済むよう、その時に集中できる技術を持つこと 個々の種や状態を見極め、保定を変えられること

飼い主様が、みていて心配にならないよう配慮できること そのためには、診察室が、病院がいかに清潔に保たれているか…

動物たちを感染させない!今以上悪化させないためにも 滅菌機器が丁寧に扱えるか…機器に埃や毛は被っていないか… などなど、全ての技術に「看護の視点」が存在します。

私は、生徒たちに。。。獣医師の助手ではなく 専門職として、動物と飼い主様の側に立って考えるよう教えて来ました。

結果的にそれが、獣医師を支え連携を取ることにも繋がるのだと。。。

よく動物看護師は、獣医師と動物や飼い主様の「架け橋」と言われますが… 私は、動物と飼い主様の「代弁者」であるべきと思っています。

それほどまでの観察技術と、声を引き出せるコミュニケーション能力を持つ専門職であるのが、動物看護師と思っています。

上記の事は、経験を積んだ動物看護師ならば気付いていることです。そんな方々こそ!これからの動物看護教育に必要な人材だと思っています。 看護は、看護師から習うべきなのです!

10年後は「動物看護」を教えられる人材になっていると自覚して頂きたいなぁと思います✨✨

………………………………………………………………………………………… こちらで、登壇しますので もっと詳しくお伝え出来ればと思います↓ 「動物支援ナース」などについても触れたいと思います。

日時:2019年3月3日 日曜日  (時間は未定、決まり次第告知予定)

会場:アニコムホールディングス株式会社 会議室 〒160-0023  東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階 (地図のURL:https://goo.gl/maps/baZEqNaT6mP2)

対象:動物看護師(動物看護学生もOK)

参加費:無料

定員:30人

お申込みは、こちらから↓ https://vnurse.net/event-190303/


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