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西村 裕子 by HABEN

動物看護職協会主催の集まりに参加


日本動物看護職協会、関東甲信越大会へ参加して参りました。 「動物看護師の働き方」について3人のスピーカーさんのお話を聞いたのち、交流会でした。

男性動物看護師としての軌跡やライフワークバランスを考えた働き方 病院自体の取り組みなど!盛り沢山でした✨

お話を聞き、感じましたのは、働き方が多様になったという事。 男性動物看護師さんも多く、一家の主として家族を養い 経営目線で組織をしっかりとまとめておられる事。 「経験」という武器を持って、働き方を交渉しておられる事。

これから、働き手が激減する中で… もっともっと「経験」を生かした働き方が できるようになってきます。 (動物病院もそう変化しないと人材が確保できませんから)

でもそれができるのは…現場で試行錯誤しながら 自身の道を開拓してきた方々だからこそなのだとも感じました。

全体を通じては…動物看護師の領域に、 やはり「看護領域」は少ないという印象は受けました。

そもそも、そこの概念が教育の中に薄いのが要因なのと 仕事が、本当に多岐に渡り、科の隔たりもなく 人医療でいうと、医師以外の仕事を何でもこなさなくては ならない存在だからなのですが… (そう言った意味では、科が限られる人医療よりも、本当に幅広い知識と経験を動物看護師は持っています)

ですが…「看護領域」が少ない = 獣医師の理解がどれだけ得られるかで、できる仕事の幅が決まる と私は、思っています。

今回の会のスピーカーの皆さんは、獣医師や経営者とのやり取りの中で仕事を見出して来られたという印象を受けました。 では…その理解を得られない病院の動物看護師は、どうなるのでしょうね。。。

教育の段階で、栄養や薬剤、検査、理学療法など明確な資格の提示をし、自身がどこを強みとしているのか明確にしていくことが必要なのかと感じました。

動物看護師として国家資格化が叶ったとしたら、そういった領域が明確になるのでしょうかね。。。

正直な所、あの忙しい現場で、何でもしなさいと言われ… その上で自身の職を「勤務した動物病院」で、獣医師と擦り合わせながら

確立し行かなくてはならないのだとしたら 学校を卒業した意味を考え、心折れることがあってもおかしくないのではないでしょうか…

そうやって本当に本当に頑張って、確立したとしても、 他院に行けば、磨いてきたことが発揮できない事もある… そんな事では、この業界から動物看護師が減るのも当たり前なのではないかと思うのです。

この思いをどこに持って行けば良いのか… それをどうにかしようと活動をしても、何かの役に立っているのか…… 動物看護領域を確立しようと頑張っておられた先生が、 人医療に戻って行かれたのが、とても良く分かります。

今後、動物看護師は、どういった方向に行くのか… 勤務している病院で、職域を開拓できる人が生き残れる! 果たしてそれで良いのか… 様々なことを考える機会となりました。

もちろん✨動物看護師さんとの交流は、とてもとても楽しいです(*´꒳`*)♪ 卒業を控えた人、2〜3年目の方もおられ、お話をするだけで生徒を想い出し、初々しくも未来を見据えて進む姿に、勇気を貰いました。 そして現場のベテラン看護師さんは、とても頑張っておられて、こちらも頑張らなくては!と背中を押して頂きました。


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