今回の日本動物看護学会では、令和2年豪雨災害時の動物支援ナースの活動についての事例発表を行いました。
コロナ下での活動で、遠方から支援に入ることが叶いませんでしたが、現地の動物看護師と、全国に散らばっている隊員とで、オンラインツールを上手く活用しながらの支援でした。
発表した事例は、猫の多頭飼いをしておられる精神疾患をお持ちの飼い主さまの事例です。
支援の仕方もですが、まだ国家資格ではない私たちの支援の在り方や方向性をどのように決断したのかという過程に焦点を当て分析しました。
今後、国家資格になり、法のもと「災害動物看護」を行っていく未来に期待も膨らみますが、災害は現場で起きており、マネジメントではなくリーダーシップが求められる機会が多々ございます。
そのような時に、動物看護師として、どのようにアセスメントし、選択を決断し、実行に移すのか…そこを磨いていける人材を育てて行きたいと常々思っております。
また災害は、地域を巻き込み多くの人材との協働が求められます。
獣医療だけでなく広い視点が持てるそんな動物看護師になって頂くために、動物支援ナースの活動を続けていきたいと思います。
Opmerkingen